このような仮説をもとに作られたサイトやwebサービスが現在存在していないなら、そこに『貴重さ』が生まれます。
一方で、このようなサイトやサービスが沢山あるなら、貴重さが失われ、「集める」ことは難しくなります。
その場合、(『ニーズ』に従った)新たな『貴重さ』を考えなくてはなりません。
その結果、貴重であることが分かったなら、この仮説をもとに、さまざまな戦略を考えることが出来ます。
たとえば、図のB層の中に新聞や雑誌をいつも読んでいる層がいるならば、彼らに親しみやすいサイト作りをすることで、A層がB層に情報を伝えやすくなり、その結果、B層からも情報が流れていくことを期待できるかもしれません(『露出』)。
一つの具体的な例として
A4の紙1枚で情報がうまくまとまっていて、簡単にプリントアウトして配れるようなページが考えられます。
さらに、できる限りどのシニア層でも気軽に広めることができる方法や、誰もが必要としている健康に関する情報を見せることができれば
より効果的となります。この『個性のなさ』は、より多くの人に受け入れられるために大変重要なポイントです。
ここで『個性のなさ』という視点が重要となりますので、簡単に説明しましょう。
個性とは、そのものを形作っている特徴です。
人間で言えば、個性が強いというのは、お酒が大好き、ファッションに強くこだわっている、肉を食べられないなどでしょう。
実は、この個性が強ければ強いほど、人間関係が限定されてしまいます。
↑なぜならお酒が大好きな人は出来る限り多くお酒を呑む機会が欲しいので、お酒が好きな人と多く交友関係を持つことになり、
お酒が好きではない人・呑まない人の関わりがそれに比べて少なくなるからです。
また、まったく呑まない人も同様に交友関係が限定されます。
そのため、お酒に関して言えば、呑んでも呑まなくてもよいという特にこだわりのない人の人間関係は限定されない、と言えます。
このように、
こだわりの強くない人の交友範囲は、そうでない人よりも広くなります。
これは人に限ったことではなく、あらゆるモノが広がるためには、個性のなさが重要となります。
企業にも同様のことが言えます。
マクドナルド、ユニクロ、アマゾンなどは、個性がなくなっていると言えます。
老若男女誰でもそのサービス、商品を使えるからです。
あるいは洋画にも字幕や日本語吹替えがつくことで、「英語の映画」という個性がひとつなくなるのです。
シニア向けサイトで言えば、「インターネットのサイト」というのがひとつの個性でしょう。
この個性が、他のシニア層に情報を広げるひとつの障壁となっています。
これをいかに無くすかという視点で仮説を立てることが「集める」仕組みの中で重要な視点となるのです。
この他にも、さまざまな視点で戦略を立てることができるでしょう。
たとえば、高度成長時代、公害問題など、生まれた年に依存した経験の違いが、その層独特の文化や行動様式をもたらします。
この「独特の文化や行動様式」を意識したサイトの作り方、
また地域性や生活環境を意識したサイトの作り方を考えてみる必要があるかもしれません。
↑これは 個性のなさ の重要性 と矛盾しないの??って思われるかも。
↑この説明は難しいです。
これに関しては次章以降で触れることにします。
場合によっては、シニア層以外の新しい市場を狙うという視点も生まれるかもしれませんね。
それは、そのサプリメントが消費者の何を満たすのか、他の同様な商品とどう差別化されているかを検討していく中で生まれてくるものです。